スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

本家「見せてください」改

本家「見せてください」改

 「信じるか、
 信じないかは別にして、
 ちょっとだけ、私の話を聞いていただけますか」
 直哉がキミカとの、
 初デートにやっとこぎつけた矢先、
 キミカは突然いきなり意味深な物言いをした。
 「何、いきなり真面目な顔してさ」
 「訊いてくれるんですね」
 「もちろんさ」
 「実は同じ高校の後輩で、
 私の友達で売れないモデルをやってるネネって覚えてますか?」
 「覚えてるどころじゃなくて、
 同じカミサン研究会の後輩じゃないか?
 彼女、
 今モデルやってんだ。
 でも、
 あんなに美人でもモデルでは、
 ダメなんだな。
 たしか、
 キミカちゃんと同じで、
 うちの高校のミスコンでも優勝してたよね」
 「ああ、
 ネネもそうでしたっけ。
 すっかり忘れてました。
 それはいいんですけど、
 彼女をつい最近○○の交差点で見てしまったんです」
 「○○の交差点で見てしまったって言い方、
 ちょっとおかしくない?」
 「ちょっとだけ、
 私の話、黙って聞いてくれますか」
 「ごめん。
 つい訊きたくなっちゃうんだよね」
 「いいんです。
 それはその通りですから、
 でも、声をかけられなかったんです」
 「何でさ」
 「それがですね。
 彼女、
 何かのコンパニオンみたいに、
 凄いミニスカート履いて、胸を強調した目立つ格好をして、
 なんかキモそうな男の人に
 「すいません」って、
 声かけていたんです。
 そして、
 男が止まったとたん、
 今度は、
 「見せてください」
とそれだけ、
 言ったんですけど、
 さすがのキモそうな男の人もそれで逃げちゃったんです」
 「なんだ、それ?」
 「最初、
 私、格好だけで驚いたんで、
 声をかけようか迷っていたんですが、
そんな変なことしてるから、
思わず隠れてその後も覗いて見ていたんです。
 そしたら、
 道行く若い男の人と言っても、
 キモい男の人ばかり狙って、
 同じことばかりやっていたんです」
 「ふーん、何かのバイトかな?」
 「バイトはそうですけど、
 多分。
 何かの詐欺商売を手伝うような汚い仕事なんでしょうね。
 でも、不思議ですよね。
 あんな綺麗な子に声かけられて、
 「すいません」
と言われた時点ではまったく怪しまず話しを聞くために、
 みんな立ち止まるのに、
 でも
 彼女が、
 「見せてください」
と言ったとたん、
 みんな走って逃げちゃったんですから」
 「そうだな。
 俺はキモい方じゃないけど、
 もし、
 あんな綺麗な子に
 「いきなり見せてください」
なんて言われたら、
 怪しいと思って、多分、逃げちゃうな」
 「男の人ってそういうもんですか?
 あら、
 すいません。ちょっと電話」
 キミカはそう言って、話しの途中で電話に出た。
(続く)
関連記事

theme : 連載小説
genre : 小説・文学

プロフィール

モップおとこ

Author:モップおとこ
インチキループブログ、
レイジーなガキの元NO3が復活させた保管庫!
おまけに競馬ネタ、グチグチなどなんでもあり!
読めば読むほど、脳筋になるので責任は負いません!

     BY
      モップ男こと侏儒の脳

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。